技術系人材が活躍する国トップ14

技術系人材の獲得競争は依然として激しく、企業は従来の国境を越えて従業員を求めています。 GoGlobalパートナーのニック・ブロートン (Nick Broughton)とハリー・ディロン (Harry Dhillon)が技術系人材が豊富な 上位14カ国の特徴や、 遠隔地での採用・雇用のメリットについて詳しくご紹介いたします。

最新のマーサーのレポートによると、今後予測されている景気後退に備え、ビジネスリーダーは労働力のギャップとコスト管理を最重要視しています。

今日の厳しい経済情勢の中で、企業はコスト削減の圧力が高まる中、人材戦略を調整する必要があります。 そのため、テクノロジー企業が 人材不足に悩む一方で、 大量解雇のニュースがが飛び交うようになりました。

人材と価格のバランスを取ろうとする企業が増えるにつれ、シリコンバレーのような歴史のあるハイテク市場から、より費用対効果の高い人材市場での採用活動が活発化ことが予想されます。 例えば、多くの新興国では、若くて高い教育を受けた労働者が、新鮮なアイデアや多様な視点をもたらしてくれます。

ここでは、比較のためにいくつかの国を見てみましょう。

最近の国別年収比較

経験年数8~10年程度のフルスタックエンジニア想定

国名 年間給与(米ドル)
アメリカ(カリフォルニア州) $160,000
アルゼンチン $22,000
ブラジル $32,000
メキシコ $36,000
フィリピン $34,000
ポーランド $75,000
ベトナム $17,000

イノベーションが廃れることはありません。 多国籍企業(MNC)が技術系人材を確保するためにチェックすべき新進気鋭の国トップ14は以下の通りです。

アルゼンチン

アルゼンチンのテクノロジーセクターとスタートアップエコシステムは、近年盛んになり、 トップクラスのソフトウェアの外部委託先として高い評価を得ています。 Coursera によると、その人材データベースは、データサイエンスのスキルで世界のトップ新興国の中にランクされています。  グローバル・イノベーション・インデックス によると、 ブエノスアイレスも世界の中所得国の中でトップクラスの科学技術(S&T)センターとして評価されています。 また米州開発銀行(IDB)の支援により、 アルゼンチンの科学、技術、イノベーションを促進するために、 2026年まで2億8800万米ドルを投資される予定であり、同国の技術者層は今後も拡大すると予想されます。

ブラジル

南米最大の国であり、この地域で最も進んだ国の一つであるブラジルのテクノロジー部門は、勢いを増し続けています。 政府は、商標登録や特許取得、新技術の市場投入に対して、企業に税制上の優遇措置や補助金、特典を提供しています。 例えば、 半導体メーカー を誘致するために新規計画が進行中です。 ハイテク分野の企業も給与負担の軽減の恩恵を受けることができます。 その結果、ブラジルは技術系の人材を採用しようとしている多国籍企業の注目を集めています。

カナダ

カナダの人口は、近隣の米国やメキシコよりも少ないかもしれませんが、技術系人材の宝庫です。 CBREの最新レポート Scoring Tech Talent では、カナダの11の都市が北米で最も優秀な技術系人材の移住先として挙げられており、トロントはサンフランシスコとシアトルに次いで第3位、カルガリーは 「ブレインゲイン(頭脳系人材の増加)」による雇用増加で第8位という素晴らしい結果となっています。また、「グレート・ホワイト・ノース」は、常に グローバル・スタートアップ・エコシステム・インデックスの「ビッグ4」にランクインしています。

中国

中国政府は、特に工学、コンピュータサイエンス、情報技術などの分野で熟練した労働力を育成するために、教育訓練プログラムに多額の投資を行ってきました。 こうした取り組みが実を結び、中国は人工知能、機械学習、 5G技術の分野で急速に主要なプレーヤーとなっています。 中国の消費者市場が爆発的に拡大し、市場場調査、製品開発、製品チームの立ち上げに関心を持つテクノロジー企業が増えています。

コロンビア

南米の玄関口であるコロンビアは、多国籍企業の戦略的ビジネス拠点として浸透しつつある国です。 ハイテク産業の発展により、「ラテンアメリカのシリコンバレー」との地位を確立しつつあります。 グローバル・イノベーション・インデックスでは現在まだ世界第63位にとどまっていますが、コロンビアは近隣諸国のほとんどを凌駕し、毎年順位を上げ続けています。 ソフトウェア開発、ウェブ開発、モバイルアプリ開発、IT BPO、アニメーション/ビジュアルエフェクト(VFX)、ITセキュリティなどの分野で、国内の人材は豊富に揃っています。

インド

英語を話す高学歴の技術者が多く住むインドは、長年にわたりIT労働者やエンジニアの最有力供給国となってきました。 インド政府は、インドのテクノロジー・ハブとしての地位を向上させることを目的に アクセラレータプログラム に投資してきました。 その結果、インドのスタートアップエコシステムは今、成熟期を迎え、起業家精神が高まりつつあるのです。 これらの力は、技術系人材を採用しようとする企業にとって、より有利な環境を作り出しています。

ケニア

アフリカで最も先進的なハイテクハブの1つとして、ケニアはしばしばシリコンサバンナと呼ばれています。 パンデミック以前は、途上国へのハイテク投資は、インターネットインフラへの政府投資、政府の優遇措置、モバイルバンキングの台頭、経済の急成長などが主な要因でした。 しかし今日、多国籍のハイテク企業は、ソフトウェア・エンジニアをはじめとするコストパフォーマンスの高い人材の有望な供給源として、 この国に魅力を感じています。 マイクロソフト、グーグル、アマゾンなどの大手ハイテク企業も、最近ケニアでのプレゼンスを高める計画を発表しました。

フィリピン

フィリピンは英語を話す強力な労働力として知られ、数年前からIT BPO企業やアウトソーシングセンターを誘致してきました。 その結果、特にソフトウェア開発、データ分析、 カスタマーサービス. など、テクノロジー分野の主要な分野でIT人材が集まるホットスポットになっています。 フィリピンの人件費は他の先進国よりも低く、技術系の人材を獲得するための費用対効果の高い選択肢となっています。

ポーランド

DocPlanner、Brainly、Showpad、LiveChatといった 注目のスタートアップやユニコーン企業の増加により ポーランドは技術系人材の採用に関して重視される国になりました。 西欧諸国よりも低いコスト運用できるため、ITサービス、研究開発センター、ソフトウェアハウスにとって最高の目的地となっています。

ポルトガル

「ゴールデン・ビザ」プログラムで知られるポルトガルは、国際的な才能と潜在的なビジネス投資家を惹きつけることに関して、先陣を切ってきました。 しかし、ポルトガルは EU圏内で2番目に高い工学部卒業生率を誇る ことからも技術シーンは地元の人材によって支えられていることがわかります。 また、欧州中央銀行はポルトガルを 欧州で2番目にビジネス・イノベーションに優れた国として位置付けています。

ドイツ

ロンドンは長い間、誰もが認めるヨーロッパのハイテク産業の中心地でしたが、近年、他の都市がその座を争うようになりました。 ドイツの首都ベルリンはその最有力候補で、「ヨーロッパのシリコンバレー」と呼ばれています。 またベルリンには、 シリコンアレーと呼ばれるスタートアップの拠点があり、テックシーンに活気を与えています。 ドイツは、 グローバル・イノベーション・インデックスで、常に世界のトップ10にランクインしており、 ソフトウェア工学、自動車技術、ロボット工学、医療技術、フィンテック、バイオテクノロジーの分野で多くの人材が集まっています。

南アフリカ

世界で最も文化的多様性に富む国のひとつである南アフリカは、アフリカで最も先進的で多様性に富み、 生産性の高い経済圏とみなされています。 グローバル・イノベーション・インデックスによると、「制度」「人的資本」「市場の多様性」「ビジネスの先進性」「技術力」の5つの柱で、他の中所得国より優れていますとされています。 専門職の人件費は欧米の半額以下で、ハイテク企業がコスト削減のために この国をターゲットにしているのもうなずけます。 マッキンゼー によると南アフリカのBPO産業は、2030年までに規模が3倍になり、100万人近い新規雇用が創出されると予測されています。

アラブ首長国連邦

アラブエリアで第2位の経済規模を誇るUAEは、急成長する貿易地区が特徴で、 近年は外国からの直接投資も爆発的に増えています。 BCG グローバル人材の解読 によると、ドバイとアブダビの労働力は、デジタル人材が豊富な世界のトップ10都市にランクインしています。また、UAEは、その分かりやすいビジネス環境と最先端のイノベーションで高い評価を得ており、 グローバル・イノベーション・インデックスで 「アラブ世界のトップ国」にも選ばれています。

ベトナム

次代の“アジアンタイガー “と呼ばれるベトナムは、特にテクノロジー分野に関して明るいと言えるでしょう。 ベトナムは、イノベーションが盛んであり、 グローバル・イノベーション・インデックス では、発展途上国の中で世界第2位にランクされています。そのスタートアップ・エコシステムは、 StartupBlink で、東南アジアで最も活気のある都市の一つとして評価されています。 ベトナム政府は、現在進行中の 国家デジタル変革プログラム (ナショナル・デジタルトランスフォーメーション・プログラム)を通じて、フィンテック、ヘルステック、製造技術、エネルギー技術への戦略的投資を推進しています。 また、ベトナムには若い人口が多いため、新興国の消費者市場や人材へのアクセスを 多国籍企業に提供することができます。 Courseraによると、この労働力はデータサイエンスのスキルにおいて世界の新興国トップクラスにランクされています。

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